パイライト

英名:Pyrite  和名:黄鉄鉱
成分:FeS2 硬さ(モース硬度):6~6.5
パイライトは、火山活動の活発な場所で形成される化合物です。硫黄と鉄で構成された硫化鉱物の一種です。

パイライトの名前はギリシア語の「火花」に由来します。ハンマーなどで叩くと火花が飛ぶことから古くは火打石として使用されていました。一見、金に見えるためフールズゴールド(愚か者の金)という別名もあります。

18世紀頃には「マルカジット」と呼ばれ、ダイヤモンドの代用品として人気を博しました。このマルカジットという名前はマーカサイト(白鉄鉱)が語源のようで、当時、パイライトとマーカサイトの厳密な区別が無く混同されていたのではないかと考えられます。しかし、マーカサイトは鉱物的に安定しない性質なため、実際はパイライトのみが使用されていたと見られています。
マルカジットは20世紀初頭にはロンドンを中心にヨーロッパで爆発的人気があったといわれており、現在でもアンティークジュエリーとして人気があり、良質なものは大変希少性が高くなっています。

主な産出国はスペイン、中国、ペルーなど、色は黄金色~真鍮色です。


パイライトは、非常に強い邪気払いの石です。人の悪意や環境的なネガティブエネルギーから持ち主を守ってくれます。魔除け護符のようなイメージがあり、危機回避的役割をはたしてくれるといわれています。

クラスター、セージ、太陽浴、月光浴が適しています。浴水は避けてください。
浄化方法について
(付着物がある場合、天然石の構造がもろい場合などご利用いただけない場合がありますので予めご注意ください。)
 〔ホームに戻る〕   〔天然石辞典トップページ〕   [ 閉じる ]