パイライト |
英名:Pyrite 和名:黄鉄鉱 |
成分:FeS2 硬さ(モース硬度):6~6.5 |
パイライトは、火山活動の活発な場所で形成される化合物です。硫黄と鉄で構成された硫化鉱物の一種です。 |
パイライトの名前はギリシア語の「火花」に由来します。ハンマーなどで叩くと火花が飛ぶことから古くは火打石として使用されていました。一見、金に見えるためフールズゴールド(愚か者の金)という別名もあります。 18世紀頃には「マルカジット」と呼ばれ、ダイヤモンドの代用品として人気を博しました。このマルカジットという名前はマーカサイト(白鉄鉱)が語源のようで、当時、パイライトとマーカサイトの厳密な区別が無く混同されていたのではないかと考えられます。しかし、マーカサイトは鉱物的に安定しない性質なため、実際はパイライトのみが使用されていたと見られています。 主な産出国はスペイン、中国、ペルーなど、色は黄金色~真鍮色です。 |
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