ニュージーランドアンバーはカウリ松という木の樹液が化石化したものです。
カウリ松は常緑樹の一種で、常緑樹が初めて地球に生息したのは三畳紀、おおよそ2億2000万年前とわれています。
太古、ニュージーランドは大きなゴンドワナ大陸という大陸の一部でした。ゴンドワナ大陸が分裂した後、カウリ松は、ニュージーランドの北島のみに生息するようになりました。
多くの常緑樹に包まれ、素晴らしかったニュージーランド北島の森林でしたが42,000年前の最後の氷河期の初頭、ほとんどが破滅してしまいました。
津波、または隕石の飛来が強い説となっていますが、実際の原因は未だ不明のままです。
しかしニュージーランド北島の一部分に泥炭沼に守られ、若干のカウリ松の木が残りました。
泥炭沼の中でほとんどの葉と樹皮と同様にカウリ松の木は、何万年もの間、完全な状態で保存されていました。
現代、カウリの木はニュージーランド北島の一部の地域を除き、他の世界中のどこにも自然に生息することはありません。 |